ごあいさつ 主任牧師 佐々木 宏光

ようこそ。愛子中央キリスト教会のホームページへ。
私たちの教会の特徴は子供が多くいる教会です。私自身には子供がおりませんが、大学で小学校教員養成課程を経て、小学生特有の問題、悩みに触れることも多く、子供とふれあうことも大好きです。
また私たちの教会では賛美も多く、いわゆる宗教音楽の様なものから、ギターやカホンを用いた楽しい曲まで歌います。
教会は堅苦しい所、静かにしなければならないところといった考えを皆様もお持ちでは無いでしょうか。私たちの教会に来られた方はみな一様にその概念が吹き飛ばされます。
ーー個人の証ーー
私はクリスチャンの母に育てられました。2歳の時に父と母が離婚し、母は女手一つで3人兄弟を育ててくれました。私は特に体が弱く、喘息やアトピーもひどく、特に5年生から6年生の時には喘息のために一年間養護学校がある病院に入院して治療を受けていました。
そのような中で、母は教会に通っていました。私も子供だったのでよくわからなかったのですが、ある日教会学校で「あなたには、わたし以外に、ほかの神があってはならない。」(出エジプト記20章3節)の御言葉を聞いたときに、突然びびっとくるものがありました。近所にはお堂やお地蔵さんが多くあり、よく目にしていたのですが、それらはほかの神と呼ばれる存在、本当の神がおられるのだということがすっと自分の中に降りてきたのです。
私は当時小学生でしたが、神様の存在をはっきりと受けとめ、信じることができました。その後、中学の時に洗礼を受けましたが、高校・大学と進む中で信じていても、悪いことをし続けてきました。そのような中で神様の働きかけがあり、大学を機に仙台に引っ越し、現在の教会に導かれました。その時、自分自身が持っていた教会のイメージが壊されました。椅子に座ってメッセージを聞かなくてはならない場所から、神様と語り合い、喜びを受け取る場所、神の家族との交わりの場所というイメージに変わりました。このような経験や、多くのクリスチャンとの交わりを通して、教会とは楽しいところというイメージを大切にしています。
大学を卒業した後、私はNEC通信システム株式会社に就職し、プログラマー、SEとして働きました。当時手がけていたのはいわゆるガラケーのプログラムや、当時主流になってきつつあった、携帯でメールをするためのシステム構築です。しかし働いている中で、徐々に神様のために働く思いが強くなり、献身をすることになりました。結婚して2年目の事です。妻もクリスチャンですので、歓迎してくれましたが、生活は当然厳しくなります。
神学校に入学して1年経つか経たないかの時、突然妻が難病を発症しました。すぐに原因や病名がわかることはなく、徐々に弱くなっていく妻の姿や、歩けなくなっていく妻の姿、そして生活難と学び、いろいろなことが重なる中で、どうして神様は神様に仕えようとする者にこんな仕打ちをなさるのかがわからなくなっていく中で、神様は一つのみことばをくださいました。
「あなたがたが経験した試練はみな、人の知らないものではありません。神は真実な方です。あなたがたを耐えられない試練にあわせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えていてくださいます。」
コリント人への手紙 第一 10章13節(新改訳2017)
確かに私の目の前には苦しみや悩みが多くありました。でも、神様はそれらをすべて変えて益にしてくださいました。辛さの中にも神様の憐れみや、私たちに与えられている素晴らしい喜びに気づきました。写真を見て、辛い表情に見えるでしょうか。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。」ルカの福音書 2章10節(新改訳2017)。民全体に与えられた大きな喜びは、自分にも与えられています。私たちの教会ではこのよろよろこびを大切にしています。
牧師 佐々木 久

佐々木久・純子